自分に合う防水靴下はどれ?タイプや機能性で選ぼう

  • 2023年10月25日
  • 2023年10月27日
  • ウェア

アウトドアアクティビティを楽しむ際には、服装へのこだわりが大切です。さまざまな状況を想定して、自分に合ったこだわりの服装をチョイスしている方も多いのではないでしょうか。しかし、靴や服などの他のアウトドアグッズと比べると、防水靴下は優先順位が低いアイテムかもしれません。

靴下は、アウトドアを快適に過ごすためにも適切なものを選んだほうがよいアイテムの1つです。一般的な靴下では、靴の中で指が遊び過ぎてしまったり、足が冷えてしまったり、足に負担がかかってしまったりすることもあります。そこでおすすめなのが、防水靴下の活用です。

この記事では、防水靴下の効果や特徴、選び方、洗い方、注意点などについて解説します。アウトドア向きの靴下を探している方は、ぜひ参考にしてください。

アウトドアやスポーツに欠かせない「防水靴下」とは?

防水靴下とは、防水性能に優れた生地によってつくられている靴下です。川や海などでのアウトドアアクティビティや突然の雨や雪でも、靴下が濡れて足が冷えたり蒸れたりしてしまう心配がありません。

靴下が濡れたままでいると足だけでなく全身の冷えにつながるため体調を崩しやすくなったり、悪臭につながったります。なにより履いていると不快さを感じ、せっかくのレジャーも楽しめなくなってしまうことも少なくありません。そこで活用したいのが、防水靴下です。

防水靴下の効果

防水靴下の機能は、以下の通りです。

【主な効果】

  • 靴下の内側への水の侵入を防ぐ
  • 足の蒸れを防ぐ
  • 足元を保温して冷えから守る

靴下の内側へ水が浸入するのを防ぐほか、足の蒸れを防いだり、末端から保温したりして全身を冷えから守る効果があります。足は汗をかきやすい部位でもあるため、蒸れるとスキントラブルになってしまうことが少なくありません。そのため、「完全防水」などとされている製品に関しては、蒸れも防いでくれるか確認してください。

防水靴下がおすすめのアクティビティ

防水靴下は、アウトドアアクティビティ全般においておすすめです。特に川釣りや渓流釣り、川遊びなどをする際には重宝するでしょう。通常のキャンプにおいても突然雨が降ることは多々あり、防水靴下を持っていると非常に便利です。登山やマラソン、バイクスポーツ、そしてスノーボードなど、幅広いアウトドアアクティビティに活用できます。

防水靴下の仕組み

防水靴下の構造は、以下の3層が主流です。

【防水靴下の3層構造】

  • 表面:伸縮性と耐久性を兼ね備えた素材が採用されている
  • 中間層:防水性と透湿性を兼ね備えた素材が採用されている
  • 裏地:吸湿性と保湿性を兼ね備えた素材が採用されている

表面と裏地の間に防水性・透湿性が高い生地を挟むことで、外側からの水は通さず内側の群れだけを逃がすことが可能です。肌に直接触れる裏地には吸湿性や保湿性が高い素材を採用することで、常に快適な履き心地を維持できます。また、速乾性や防臭性を持っている素材が採用されるケースも少なくありません。

複雑な構造で作られていることため、水辺や雨中でのアクティビティを満喫するための性能が期待できるでしょう。

防水靴下の選び方

一口に防水靴下と言っても実際には非常に幅広いアイテムがあるので、目的や好みに合ったものを選ぶことが非常に大切です。ここでは、防水靴下の選び方を以下の2つに整理して紹介します。

【基本的な選び方】

  • タイプで選ぶ
  • 機能で選ぶ

タイプで選ぶ

防水靴下のタイプは、大きく分けて以下の3つです。

【主なタイプ】

  • スポーツに向いている
  • 耐摩耗性を持つ
  • 持ち歩きやすい

スポーツで使用しやすいタイプ

まず挙げられるのが、スポーツで使用しやすいタイプです。スポーツにもさまざまな種類があることから、何のスポーツに使用するのかで選ぶとよいでしょう。スキーやスノーボードをするのであれば、防水性に加えて保温性も重要な要素です。

また、登山やトレランには、足の蒸れを解消できる透湿性に優れたアイテムを利用することで、快適にアクティビティへ集中できます。

耐摩耗性タイプ

防水靴下の中には、摩耗に強いタイプのアイテムもあります。耐摩耗性が高い靴下であれば、ハードな環境下でも切れてしまうことを防ぐことが可能です。

耐摩耗性タイプが特に役立つのが、川や海でのアクティビティです。川底や海底には、さまざまな物や生物が存在します。遊びに夢中になると足元の貝殻や岩などに引っかかってしまい、靴下が切れてしまったり、足を怪我してしまったりすることもあるかもしれません。

耐摩耗性の靴下であれば、このような心配を大きく減らせます。靴下に樹脂やゴムなどのガードがついており、破れにくくなっているためです。水辺で遊ぶ際には、耐摩耗性に注目して選んでみてください。

持ち歩きならカバータイプ

普段は履かずに持ち歩いていざという時にだけ使いたい方には、カバータイプの防水靴下がおすすめです。

カバータイプとは、通常の靴下の上から履いて使用するアイテムのことです。突然の雨に対応したいケースなどでは、カバータイプが便利でしょう。バッグに忍ばせておくと、必要なときだけ便利に利用できます。

機能性で選ぶ

防水靴下を選ぶ際の基準としては、機能性ももちろん大切です。機能性のこだわるのであれば、以下の3点を基準にしてみてください。

【注目したい主な機能】

  • 防水性
  • 透湿性
  • 保温性

完全防水か防水

防水靴下の防水性能は、以下の2つに分けられます。

  • 完全防水:非常に高い効果を持ち、水に足を入れても内側への浸水を許さない
  • 防水:小雨や水たまり程度なら問題ないが、長時間水につかったままでは耐えられない

もし川や海で長時間足を水に入れて遊ぶようであれば、完全防水のアイテムを選ぶのがおすすめです。一方、雨の中を少し移動する程度であれば、そこまで高い性能は必要ありません。予算とも相談しながら、自分の目的に合わせてチョイスすることが大切です。

透湿性

透湿性の高さは、足が蒸れやすいアクティビティをする際に重要です。透湿性が高いアイテムなら、足元が蒸れにくく快適に過ごせます。登山やトレランなど汗を多くかくスポーツをするのであれば、透湿性は欠かせないポイントです。

登山は長時間靴を脱がずにいることが多いため、靴のなかは足裏から放出された汗で湿度が高くなってしまいます。湿度が高いままにしておくと、蒸れや不快感、悪臭につながりかねません。

3層構造のアイテムであれば透湿性に優れていることが多いため、ぜひチェックしてみてください。また、近年人気が高いゴアテックス製の靴下も、蒸れにくくておすすめです。

保温性

足が冷える恐れがある場合は、保温性に注目するのがおすすめです。足が冷えたままにしていると、全身の冷えにつながるため体調に悪影響を及ぼす可能性もあります。

特に、スキーやスノーボードなどのウインタースポーツや登山を楽しむのであれば、足元の保温には十分に気を遣ってください。

ただし、保温性が高いアイテムはどうしても厚みが出やすいため、手持ちの靴と合わせられるか事前に検討しておきましょう。

防水性については、アウトドアアクティビティのレベルによって選択することを心がけてください。キャンプグッズ専門店やスポーツショップなどの店頭には的確なアドバイスをくれるスタッフがいることが多いです。防水靴下選びに迷ったら、一度店頭で相談してみると選択ミスを防げます。

防水靴下の洗い方

防水靴下は、洗い方に注意しなければなりません。誤った洗い方だと、機能性が薄れてしまう可能性があります。特に、ネオプレン素材や3層構造のアイテムは、原則として手洗いが必要です。

基本的な手洗いの方法は、以下の通りです。

【基本的な洗い方】

  1. 40度以下の水で押し洗いをする
  2. 汚れを落とした後はしっかりとすすぐ
  3. すすぎ後はタオルで挟み込んで水気を吸収させる
  4. 風通しのよい日陰で裏返しにして干す

洗う際には、40度以下の水を使って、ゴシゴシと洗うことがないようにできるだけ優しく押し洗いをします。また、すすぎをしっかりしないと透湿性が下がる恐れもあるため、入念に行ってください。

アイロンやドライクリーニング、乾燥機などの利用は原則NGです。一部のアイテムでは洗濯機を利用できることもありますが、あくまでも上記を基本として、メーカーが推奨する洗い方も確認して洗いましょう。洗い方が気になる場合は、購入前に確認しておくことをおすすめします。

防水靴下の注意点

防水靴下を選ぶ際には、サイズに十分な注意が必要です。サイズが合わないアイテムを履き続けていると、足が痛くなることがあります。せっかくのアウトドアアクティビティも、足が痛くなってしまっては十分に満喫できません。

サイズ表記が同じでも、メーカーが異なるとサイズ感が異なることは多々あるため、事前に正確な大きさや口コミを確認してから購入することを心がけてください。左右でサイズに若干の差がある人もいるかもしれません。その場合はサイズが大きい方に合わせると窮屈さがなく履けるためおすすめです。

足の大きさはSMLで表記されることも多いですが、幅や厚み、形などは人によって大きく異なります。場合によってはメーカーへの問い合わせも選択肢に入れて、自分に合ったアイテムを選ぶようにしましょう。

まとめ

水辺や雨の中のアウトドアアクティビティを楽しむためには、防水靴下が欠かせません。防水靴下であれば、靴下の内側への浸水を防ぎつつ、足を蒸れや冷えから守ってくれます。

ただし、目的に合ったアイテムを選ばなくては、十分な効果を期待できない可能性があるでしょう。今回紹介した選び方や洗い方なども参考にしていただき、自分に合った防水靴下を選んで最大限活用してください。

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