ランタンは、アウトドアにおける灯りの役割を果たすアイテムです。しかし、近年ではさまざまなタイプのランタンが存在しており、なかにはインテリアとしても活用できるおしゃれなアイテムもあることをご存じでしょうか。おしゃれなランタンを見つけられれば、素敵な空間作りに役立ちます。
この記事では、おしゃれなランタンの魅力や種類、選び方などについて解説します。
ランタンはインテリアとしても人気!

アウトドアグッズの1つであるランタンは、実はインテリアとしても注目されています。ランタンが放つ光や独特のデザインなどに、取り入れるだけで空間をおしゃれで特別な雰囲気に変えられる魅力があるためです。
おしゃれな見た目のランタンは数多くあり、リーズナブルなアイテムもあることから、生活に取り入れるハードルは比較的低いかもしれません。デザインの幅も広く、さまざまな好みに対応できる点も特徴的です。
気軽に取り入れられて簡単に部屋の雰囲気を変えられることは、ランタンが持つ大きな魅力だと言えるでしょう。
おしゃれなランタンってどんなもの?

おしゃれなランタンの魅力としては、以下の点が挙げられます。
おしゃれなランタンの魅力
- 北欧調やアンティーク調のデザイン
- 特有の美しさを持つ光
- 非常時にも活躍
ランタンにはさまざまなデザインがあり、インテリアとしては北欧調やアンティーク調のアイテムが人気です。
他にもさまざまなデザインのアイテムがあり、空間のテーマに合わせて取り入れることで手軽に雰囲気を変えられます。
また、ランタンが放つ美しい光も、おしゃれな要素の1つです。ただし明かりにはさまざまな種類があり、おしゃれなだけでなく実用的なアイテムも少なくありません。
さらに、ランタンはただおしゃれなだけでなく、非常時には貴重な光源として活用することも可能です。
最新のランタンってどんな種類あるの?

近年のランタンには、燃料の違いによって以下の種類があります。
主な種類
- LED
- オイル
- ガス
LED

LEDのランタンは、室内でも比較的安全に使用できる手軽さが魅力です。スイッチを入れるだけで点灯でき、他のタイプと異なり火を使いません。そのため、室内であっても安全に使用できると言えるでしょう。
使用前後に必要な手入れもないため、アウトドアシーンにおいても初心者におすすめのアイテムとして人気を博しています。
電源は、充電式と乾電池式の2種類です。充電式は何度も繰り返し使用でき、コストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。一方の乾電池式は、電池を用意しておくことで充電ができない状況でも使用できます。
近年では明かりの種類も豊富にあり、インテリアとしての魅力が高まっています。
オイル

オイルランタンは、灯油やホワイトガソリンなどのオイルを燃料にして炎を燃やし、灯りを放つタイプのアイテム。ランタンとしては定番のタイプであり、アウトドアグッズとしての歴史も長いです。
炎が持つ独特の揺らぎや明滅が幻想的な美しさを持ち、眺めているだけで癒されると感じる方も少なくありません。
また、ガソリンタイプには強い光を放てるアイテムが多く、テントやサイトを照らすメインランプとして活用されることも多いです。ただし、点火には準備が必要であり、燃料バルブやライターを扱うことから初心者にはややハードルが高いかもしれません。
虫よけ効果や良い香りを持つオイルもあり魅力的ではありますが、中・上級者向きでしょう。
ガス

ガスランタンは、ガスボンベをセットして使用するタイプのランタンのこと。ガソリンタイプと比較すると光量がやや落ちますが充分な明るさを期待でき、ガスの量を調節することで明るさを変えられるなど、比較的扱いやすいタイプです。
ガス缶には、以下の2種類があります。
取り扱うガス缶
- OD缶:低温環境でも使用できてアウトドア向き
- CD缶:比較的安価で手に入りやすい家庭用のガス缶
キャンプの初心者であれば、まずは手に入れやすいCD缶から試してみると良いでしょう。
ガスタイプのランタンはカートリッジ式であり、簡単に交換できる点も特徴的です。ただしあくまでもガスを扱うため一定の安全対策は必要であり、気温が低いと点灯しにくくなる点にも注意しなくてはいけません。
ランタンの選び方

ランタンにはさまざまな種類があり、何を重視するかによって最適なアイテムは異なるため注意が必要です。ここでは、ランタンを選ぶ際に着目するポイントを解説しますので、生活スタイルや好みに合わせて、最適なアイテムを選択するための参考にしてください。
明るさ
ランタンを選ぶ際のポイントとしてまず挙げられるのが、明るさの違いです。一口にランタンと言っても、明るさには非常に大きな差があります。
ランタンの明るさを表現する単位が、「ルーメン」です。キャンプでサイト全体を明るく照らすメインライトに使うなら、1,000ルーメン以上の明るさを必要とします。一方、卓上やテントの中を照らす程度であれば、明るすぎると逆に扱いづらいため、300ルーメン程度で十分です。
インテリアとして取り入れるおしゃれなランタンを探している場合は、明るさが控えめなアイテムの方がおすすめです。間接照明として取り入れることで、手軽に部屋の雰囲気を変えられます。
光の色
ランタンの光の違いは、明るさだけでありません。光の色にも、以下のように2つの種類があります。
暖色光
暖色光は、落ち着いた雰囲気を演出するために適した光。オレンジがかった柔らかい印象の光であり、炎のように温かみや癒しを感じられる色です。近年ではLEDタイプにも暖色光を出せるものがあるため、インテリアとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
白色光
白色光は、はっきりとした明るい光です。
手元を確認するために照らす灯りとしては、白色光が適しています。キャンプで考えれば、何らかの設営や作業、料理などを行う際には白色光の方が適しているでしょう。
ただし、おしゃれなインテリアとしては、暖色光の方がおすすめです。
機能性
インテリアとしてだけでなくアウトドアでも使用する予定がある場合は、機能性の追求も大切です。
キャンプにおいて、ランタンは重要な光源となります。快適に過ごすためには、必要な時に必要な時間だけ灯りをともせなくてはいけません。そのため、ランタンを比較する際には燃焼時間や連続使用時間を確認してください。
目安としては、1泊なら7時間、2泊なら10時間以上の連続使用ができるモデルがおすすめです。長時間連続で使えるアイテムであれば、充電やオイルの補充をする手間を省け、予備燃料を持っていく必要もありません。
さらに、近年では太陽光で充電できるソーラー充電式のLEDランタンもあり、非常時の使用も視野に入れるのなら探してみるとよいでしょう。
見た目
おしゃれなインテリアとしてランタンを取り入れるのであれば、見た目へのこだわりは当然重要です。ランタンにはさまざまな雰囲気のものがありますが、具体的には以下の特徴に注目して比較してみてください。
全体のデザイン

ランタンの見た目においてまず注目したいのが、全体のデザインです。アンティーク調や北欧調など、ランタンにはさまざまなデザインがあります。例えば、アンティーク調のアイテムなら、レトロで不思議な魅力を感じさせてくれるでしょう。
また、北欧調には自然の雰囲気がよく反映されており、シンプルで幅広いスタイルの部屋になじみます。
どのようなテーマの部屋にしたいのかを良く考え、相性の良いデザインのランタンをチョイスしてみてください。
ガラスの模様・色
ランタンの魅力を構成する要素として、ガラスも挙げられます。
ランタンのガラスは、中心の明かりを囲んでおり、模様やカラーリングによって光の雰囲気が変化します。デザインに特徴がないランタンでも、ガラスの色や模様が異なるだけで光の特徴が変わるのが魅力です。
形
ランタンは、デザインだけでなく形もさまざまです。個性的な形のアイテムであれば、置くだけで空間のワンポイントとして目を引く存在になります。インテリアとしてランタンを選ぶのであれば、形にも注目してみてください。
使用する場所
ランタン選びのポイントとしては、「どこで使用するのか」も大切な要素です。例えば、部屋のインテリアとしてのみ使用するのであれば、あまり明るいランタンは必要ありません。暖色光の控えめな光を放つアイテムを中心に探すことで、目的に合ったものを見つけられる可能性が高くなります。
一方で、キャンプ場でテントサイト全体を照らすために購入するのであれば、大光量のアイテムを選ぶことが望ましいでしょう。また、光量だけでなく、空間とランタンのデザインの相性も重要です。
部屋のテーマに沿ったデザインのランタンを手に入れることで、素敵な空間作りにつながるでしょう。
まとめ

ランタンにはさまざまな種類があり、キャンプ場で灯りとして使用するだけでなく、お部屋のインテリアとしても活躍します。
デザインや明るさ、明かりの種類などさまざまな要素があるため、自分の好みや目的に応じて最適なアイテムを選びましょう。紹介した内容を参考に、ぜひお気に入りのランタンを見つけてみてください。