屋外での移動・活動においては、突然の雨への対策が大切です。長傘をいつも持ち歩いていれば安心ではありますが、雨が降らなければ邪魔になってしまいかねません。そこでおすすめなのが、「折りたたみ傘」の活用です。
近年では、優秀な性能や個性を持った折りたたみ傘が多数存在しており、目的に合わせて取り入れることで突然の雨にもしっかりと対応できます。この記事では、折りたたみ傘の選び方やおすすめのプロダクトについて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
折りたたみ傘はいつ使う?
折りたたみ傘の魅力は、何といっても突然の雨に対応できることでしょう。天候が不安定な時に、通常の長傘を持ち歩くと邪魔になってしまいそうな場合でも、折りたたみ傘ならバッグに入れておけるので便利です。
特に登山をする場合、山の変わりやすい天候に対応するためにも折りたたみ傘はおすすめです。ちょっとした雨なら、折りたたみ傘でも十分に対応できます。
また、日傘として活用する、調理の際の火の風よけとして活用するなど、アウトドアシーンで折りたたみ傘を持っていると便利なことは少なくありません。ただし、雨風が強い場合には折りたたみ傘では対処できないため、長傘と使い分けるとよいでしょう。
折りたたみ傘の選び方

折りたたみ傘を選ぶ際には、以下のポイントに着目してみてください。
サイズ
折りたたみ傘選びのポイントとしてまず挙げられるのが、サイズです。サイズが小さすぎると雨を十分に防げず、大きすぎると持ち運びの際に不便になってしまいます。傘である以上しっかりと雨を防げることは重要ですが、折りたたみ傘の魅力であるコンパクトさを損なってはいけません。体の大きさによってちょうどよいサイズが異なるので、以下の大きさを目安にして選んでみてください。
【適切な大きさの目安(直径)】
- 男性:100~110cm
- 女性:90~105cm
ただし、上記はあくまでも平均的な体格を想定しています。上記は目安にとどめ、使う人の身長・体格に合わせて選ぶことが大切です。
頑丈さ
傘として安心して利用するためには、一定の頑丈さも必要です。丈夫に作られていない折りたたみ傘の場合、突風にあおられたり耐え切れずに壊れてしまったりすることもあります。頑丈に作られている傘であればあおられることなく歩きやすく、壊れにくいため安心して利用できるでしょう。頑丈さを重視するのであれば、8本以上の骨で作られている傘を選ぶのがおすすめです。
開きやすさ
突然の雨に対応するためには、開きやすさも大切です。想定外の雨に打たれた際に、荷物で片手がふさがっているような状況であることも十分に考えられるでしょうす。
そこで、おすすめなのがワンタッチ自動開閉式のアイテム。ボタンを押すだけで傘が開くことから、荷物で手が塞がっている場合にも便利で、子どもでも簡単に開閉できる手軽さが特徴です。
ただし、ワンタッチ自動開閉式の傘は比較的重い傾向にあるため、他のアイテムと重さを比較することも重要です。
しまいやすさ
折りたたみ傘の魅力である携行性の高さを最大限活かすためには、使用した後のしまいやすさも大切です。使用後にまとまりにくいアイテムだと、バッグの中でかさ張って邪魔になってしまいます。
使用後のたたみやすさは生地によって異なり、柔らかい素材を使っているものほどたたみやすいといえるでしょう。形状安定生地を使用している傘であれば、閉じた際に自動的にたためるためおすすめです。
撥水性能
使用後のことを考えるなら、撥水性の高さにも着目してみてください。撥水性が高い傘であれば、水滴をすぐに落とすことが可能です。
撥水性が高いアイテムはメーカーが高撥水を売りにしていることが多いので、事前に商品の性能についてインターネットなどで確認するとよいでしょう。
強度重視の折りたたみ傘

ここでは、強度を重視する方へおすすめの折りたたみ傘を3つ厳選して紹介します。傘の強度は骨組みの本数に左右されるため、強度を重視するなら8本より12本骨の折りたたみ傘がおすすめです。
DeliToo / 折りたたみ傘

サイズ | 直径約108cm |
収納時のサイズ | 約32.7cm |
骨の数 | 12本 |
重量 | 約48cm |
DeliTooの折りたたみ傘は、シンプルで高級感があるデザインで使いやすいアイテムです。ビジネスバッグから取り出しても違和感がないため、オフィシャルな場面でも重宝します。
12本骨で頑丈であるうえに、ワンタッチ自動開閉式で開きやすい点もおすすめポイントです。晴雨兼用の傘でビジネスシーンにもマッチするデザインなので、アウトドアだけでなく1年中さまざまなシーンで活用できるでしょう。
MOTIFUN / 折りたたみ傘

サイズ | 直径約106cm |
収納時のサイズ | 約32cm |
骨の数 | 12本 |
重量 | 488g |
頑丈な折りたたみ傘としては、MOTIFUNのアイテムもおすすめです。頑丈で弾力性のあるグラスファイバー製親骨を12本使用して構成されているため、強風で反り返っても壊れにくくなっています。
ワンタッチ開閉式かつ高密度の撥水加工材料で作られているため、頑丈なだけでなく扱いやすさも抜群です。デザインや形もシンプルなため、オフィシャル・カジュアル両方のシーンで重宝します。
aimoha(アイモハ) / 折りたたみ傘

サイズ | 直径約106cm |
収納時のサイズ | 約32cm |
骨の数 | 12本 |
重量 | 約540g |
頑丈なだけでなくおしゃれな傘を求めている場合は、aimoha(アイモハ)の折りたたみ傘がおすすめです。
洗練されたデザインで、上品さを演出できます。ワンタッチタイプで開閉しやすく、UVカット99%の晴雨兼用モデルであることから幅広いシーンで活用することが可能です。
大きさ重視の折りたたみ傘

ここでは、大きさを重視する方におすすめの折りたたみ傘を3点紹介します。一般的には、110cm以上あれば十分に大きい折りたたみ傘だといえるでしょう。
Eono(イオーノ)傘 / 折りたたみ傘

サイズ | 直径約110cm |
収納時のサイズ | 27cm |
骨の数 | 8本 |
重量 | 約350g |
Eono(イオーノ)の折りたたみ傘は、大きいだけでなく収納時にはコンパクトになるところが魅力的です。一人で使用するのはもちろんですが、大きさがあるためシェアもできます。
8本骨なのである程度の強度が期待でき、全体的なバランスが非常によいのが特徴です。完全遮光で99.9%UVカット性能も持っている晴雨兼用モデルであり、幅広いシーンにおいて男女を問わず便利に利用できるでしょう。
WeatherLab / 折り畳み傘

サイズ | 約112cm |
収納時のサイズ | 約33cm |
骨の数 | 8本 |
重量 | 約388g |
大きなサイズの折りたたみ傘をお探しなら、WeatherLabの折りたたみ傘もおすすめです。メインの傘として使えるほど大きさも十分なのに、比較的軽い点が魅力。自動開閉式で扱いやすく、8本骨で一定の丈夫さも併せ持つアイテムです。
waterfront(ウォーターフロント) / プレミアムストロングアーミー 折65cm

サイズ | 約116cm |
収納時のサイズ | 約27.8cm |
骨の数 | 8本 |
重量 | 約371g |
waterfront(ウォーターフロント)のプレミアムストロングアーミーは、傘を開いた時の直径が約116cmもある大きな折りたたみ傘です。FRP強化骨を使用しているため耐風性に優れており、荒天時にも頼りになります。
また、99%のUVをカットすることや遮熱性に優れるシルバーコーティングが内側に施されているため、日傘としても優秀なアイテムです。アウトドアレジャーにも適しています。
軽量重視の折りたたみ傘

ここでは、軽さを重視する方におすすめの折りたたみ傘を3つ紹介します。一般的な折りたたみ傘の重さは500g程度だとされており、300g以下であれば軽量な傘だといえるでしょう。骨組みがしっかりとした折りたたみ傘だと重さが気になるため、持ち運ぶことを考慮してできるだけ軽いものを選ぶと、負担になりません。
マッキントッシュフィロソフィー

サイズ | – |
収納時のサイズ | 約20cm |
骨の数 | 6本 |
重量 | 約115g |
軽量な傘といえば、マッキントッシュフィロソフィーは外せません。重量は約115gと、驚異的な軽さを誇ります。折りたたんで閉じた時の直径が約3.5~4cmと非常に細身なので、バッグに入れておいてもほとんど邪魔になりません。
UV加工を施して紫外線防止素材を使用しているため、晴雨兼用の傘として活躍してくれます。カラー展開も多く、軽い折りたたみ傘を探している場合にまずチェックしておきたい1本です。
Masinca / コンパクト傘

サイズ | 直径約96cm |
収納時のサイズ | 約19cm |
骨の数 | 8本 |
重量 | 約278g |
Masincaの「コンパクト傘」は、名前の通りコンパクトで軽量な折りたたみ傘です。収納時のサイズが約19cmであり、バッグの中のスペースを取りません。
ナノテクノロジー加工が施された生地を使用しており、一般的な折りたたみ傘よりも高い防水性を誇ります。小さな子どもでも持ちやすいサイズなので、お子さんとお出かけする際の予備としても重宝するでしょう。
また、8本の骨で作られているため、コンパクトながら一定の強度も期待できます。UVカット・遮光の性能も高く、晴雨兼用でバッグに入れておく傘を探している方におすすめです。
小宮商店 / 超軽量カーボン折りたたみ傘

サイズ | 直径約96cm |
収納時のサイズ | 約23.5cm |
骨の数 | 6本 |
重量 | 約135g |
軽い折りたたみ傘として、小宮商店の「超軽量カーボン折りたたみ傘」もおすすめです。「楽々開閉式」と呼ばれる構造を採用していることから、ボキボキと折らず簡単にたためます。
骨は6本と決して多くありませんが、風でひっくり返っても閉じれば元に戻る耐風構造を採用しているため、風の強い日でも傘が壊れてしまう心配はないでしょう。
シンプルなデザインとカラーが採用されており、男女を問わず気軽に使用できる折りたたみ傘です。
まとめ

突然の雨に備えるためには、バッグに入れておける折りたたみ傘が大変便利です。一口に折りたたみ傘といっても丈夫なものや軽いものなどさまざまな種類があり、目的や好み、体の大きさなどに合わせて自由に選択できます。
折りたたみ傘に限りませんが、使用後の傘は開いたまま乾燥させておきましょう。完全に乾いてからたたむことで生地の負担が減り、長く愛用できます。
今回紹介したアイテムをぜひ参考にしていただき、便利に使えるお気に入りの折りたたみ傘を見つけてみてください。