キャンプといえば大自然に触れられるのが魅力的な反面、キャンプ場によっては水回りの管理が甘く、不衛生なイメージが強い方も多いでしょう。しかし、キャンプブームが加速する現在、清潔なトイレやお風呂が備わり、幅広い層が安心して使えるキャンプ場も少なくありません。
この記事では、関東にある水回りが綺麗なキャンプ場6選をご紹介します。各キャンプ場の基本情報や魅力を解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【群馬県】北軽井沢スウィートグラス

北軽井沢スウィートグラスは、群馬県と長野県にまたがる浅間山の麓に広がるキャンプ場。洋式トイレやコインシャワーが完備されており、水回りが綺麗です。
また、お湯張りから掃除まで利用客が行うセルフ風呂「薪焚きの湯」が貸切利用できるため、気兼ねなく団らんしたいファミリーにぴったりです。一般住宅にあるような、大人がゆったり入れるサイズの浴槽が4つ用意されており、ドライヤーも利用できます。
北軽井沢スウィートグラスの基本情報・特徴

群馬県吾妻郡にある北軽井沢スウィートグラスの特徴は、何といってもサイトの多彩さです。必要設備が充実した「コテージ」や、最小限の家具が用意された「キャビン」、トランポリン付きや常設タープなど幅広い種類の「テントサイト」など、さまざまな環境でキャンプができます。キャンプセットや食材はレンタル・購入できるため、どのサイトでも身一つで体験することが可能です。
さらに、季節ごとのイベントやワークショップを常時開催しており、子どもから大人まで飽きさせない工夫が凝らされています。ドッグランやペット用シャワーも付いていますので、愛犬とのお出かけにもおすすめです。
住所 | 群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1990-579 |
営業期間 | 通年(メンテナンス休業あり) |
宿泊料金 | 3,900円~(税込) |
公式サイト | https://sweetgrass.jp/ |
【山梨県】PICA Fujiyama

PICA Fujiyamaは、2018年にオープンしたばかりのキャンプ場です。水回りの設備が充実しており、ウォシュレット付きトイレや、ドライヤーが備え付けられた男女6室ずつのシャワールーム、バス付きのコテージが利用できます。
シャンプー・コンディショナー・ボディソープはフロントに用意されているため、荷物が最小限で済むのも魅力です。また、車で約10分の所に日帰り温泉「ふじやま温泉」があり、割引特典が受けられます。
PICA Fujiyamaの基本情報・特徴
山梨県南都留郡のPICA Fujiyamaは、関東各地でキャンプ場を提供するPICAリゾートの運営施設の一つです。富士山が間近に望める標高約1,000mに位置しており、コテージとテントサイトのほかに、自然を最大限感じられるようオリジナル設計されたドーム型常設テント「アメージングドーム」に宿泊できます。
完全予約制のフィンランド式サウナが備わっており、大自然と一体となって整いを感じられるのも人気の理由です。キャンプには子どもが飽きてしまうリスクが付き物ですが、周辺に富士急ハイランドや河口湖があるため、退屈せずに一日中楽しめます。
住所 | 山梨県南都留郡富士河口湖町船津6662-10 |
営業期間 | 通年(定休日:繁忙期以外の水・木) |
宿泊料金 | 9,500円~(税込) |
公式サイト | https://www.pica-resort.jp/fujiyama/ |
【群馬県】百年小屋キャンプ場

百年小屋キャンプ場は、浅間山の麓にあるキャンプ場です。備え付けのウォシュレット付きトイレは、スタッフが毎日清掃して清潔感が保たれています。お風呂は付いていませんが、車で約20分の場所に日帰り温泉「嬬恋高原温泉 つつじの湯」があり、岩盤浴やサウナ、冷泉が利用可能です。アウトドアで疲れた1日の最後は、温泉で羽を伸ばしてもよいかもしれません。
百年小屋キャンプ場の基本情報・特徴
群馬県吾妻郡にある百年小屋キャンプ場は、周辺にコンビニ・スーパーが多く、買い出しに便利なキャンプ場です。近隣には散策しながら高原植物や寺院を見物できる人気スポット「鬼押出し園」もあり、温泉と併せて観光気分が味わえます。
さらに、ワイナリー経営者でもあるスタッフがおすすめするポルトガルワインを、キャンプのお供やお土産として購入できます。オーガニック野菜を使った窯焼きピザのテイクアウト・配達も利用できますので、優雅なキャンプ体験ができるでしょう。
住所 | 群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原1419 |
営業期間 | 通年(冬季閉鎖の場合あり) |
宿泊料金 | 大人1名1,600円~(税込) |
公式サイト | https://hyakunengoya.eyado.net/ |
【千葉県】館山サザンビレッジ

館山サザンビレッジは館山で唯一、南房総の海に歩いて行けるロケーションにあるキャンプ場です。シャワーと水洗トイレが完備されており、小さなお子さんや女性でも安心して過ごせます。周辺には「南総城山温泉 里見の湯(車で約17分)」や、「海の湯宿 花しぶき(車で約6分)」があり、露天や内風呂、サウナでリラックスできるところもおすすめポイントです。
館山サザンビレッジの基本情報・特徴

千葉県館山市にある館山サザンビレッジといえば、目の前に広がる海が最大の特徴です。海側サイトであれば徒歩約10秒で行ける海水浴場では、泳ぐだけでなくシーカヤックやシュノーケリングなどのアクティビティから、釣り、バーベキュー、焚き火まで楽しめます。マリンスポーツが初めてでも、ライフジャケットを着て講習を受けられるため安心です。
バーベキューの機材や食材はレンタル・購入できるうえ、周辺にスーパーや道の駅がそろっており、買い出しやお土産にも困りません。
また、海サイトのほかにも、ペット無料のドッグラン付きや、モンゴル遊牧民の伝統的な住居「ゲル」への宿泊など、プランは多種多様です。もともと保養施設として使われていた宿泊棟に泊まり、林間学校のような気分を味わうこともできます。
住所 | 千葉県館山市波左間153 |
営業期間 | 通年 |
宿泊料金 | 大人1名2,750円~(税込) |
公式サイト | https://sunnybase.net/ |
【千葉県】大多喜わんぱくキャンプ場

大多喜わんぱくキャンプ場は、「家族でキャンプを楽しみたいけど初心者なので不安」と感じている親を、充実した設備や多彩な工夫でサポートしてくれるキャンプ場です。ウォシュレット付きトイレとシャワー室が利用できるほか、サイト内の流しに給湯器と簡易シャワーが備わっており、子どもが遊びで汚れたらすぐに予洗いや着替えができるようになっています。もちろん、調理や食器洗いにもお湯が活用できるため、冬場の水仕事に便利です。
大多喜わんぱくキャンプ場の基本情報・特徴

千葉県夷隅郡の大多喜わんぱくキャンプ場は、オーナーが親の目線から「子育てや1泊のキャンプをもっと楽しく」という思いを込めて作ったキャンプ場です。子ども連れのキャンプが慌ただしくなりがちな点に目を付けて、調理器具や冷蔵庫、冷暖房といった設備が充実したサイトを用意し、ほとんど手ぶらで訪ねてゆったりできるよう配慮されています。
これらの工夫により空いた時間で、山の中での焚き火や木工作、アスレチックなど、キャンプらしく自然を感じられる遊びがしっかり楽しめるのも魅力です。キャンプ場前には川が流れており、夏は川遊びやホタル狩りも楽しめるため、お子さんにいろいろな体験をしてほしいと考える方にうってつけといえるでしょう。
住所 | 千葉県夷隅郡大多喜町平沢1281−6 |
営業期間 | 通年(オフシーズンに不定休の場合あり) |
宿泊料金 | 7,700円~(税込) |
公式サイト | https://www.wanpaku-camp.jp/ |
【宮城県】きららの森

宮城県刈田郡にあるきららの森は、オートキャンプやログキャビン、コテージなどの宿泊を提供しているキャンプ場です。トイレやシャワー、炊事場などは、きれいに整備されており、安心して利用できることから、特にファミリー層から人気を博しています。加えて、洗濯と乾燥ができるランドリールームも備えているため、汚れた衣服や調理で使った布巾などを家に持ち帰らずに済む点も好評です。
ほかのキャンプ場ではあまり見られない、障害者用のトイレが完備されている点もうれしいポイントです。車いすを使っている人がいる家庭も不安なく、キャンプを楽しめるでしょう。
きららの森の基本情報・特徴

きららの森では、コテージ・ログキャビン・オートキャンプなどさまざまなキャンプ形態が楽しめるほか、さまざまなイベントが開催されています。イベントとしては、クラフト体験や川魚のつかみどり体験、ピザ作り体験(※)、本格そば打ち体験(※)などが実施されており、特に川魚のつかみどり体験は子供から大人まで楽しめる夏の催しです。
※2023年8月時点では、コロナ禍により開催休止となっています。
また、テントやバーベキューセット、寝袋などのレンタル用品も充実しており、身軽でキャンプできる点も魅力です。キャンプ初心者や荷物がかさばりやすいファミリー層には、うってつけのキャンプ場となっています。
予約方法として、きららの森のホームページからネット予約が可能です。電話での問い合わせもできるため、何か不明な点や不安なことがあれば、まず問い合わせみてはいかがでしょうか。
住所 | 宮城県刈田郡七ヶ宿町侭ノ上 129 |
営業期間 | チェックイン 13:00~チェックアウト 11:00 |
宿泊料金 | 【コテージ料金】 Aタイプ:25,000円/棟※7名様以降、3歳以上1人につき2,000円の超過料金が発生 Bタイプ:23,000円/棟※5名様以降、3歳以上1人につき2,000円の超過料金が発生 【ログキャビン】 12,000円/棟 【テントサイト】 オートキャンプ Aクラスサイト:5,400円/区画 オートキャンプ Bクラスサイト:4,300円/区画 フリーテントサイト:3,300円(テント一張り料金) |
公式サイト | https://ski-shichikashuku.com/ |
まとめ

以上、関東の水回りが綺麗なキャンプ場を6つご紹介しました。アウトドアの形が多様化する中で、しっかりと自然を感じながらも清潔を保ちたいというニーズに応えたキャンプ場は今や珍しくありません。
綺麗なトイレやお風呂が使えるだけでなく、近くに温泉や観光地があったり、マリンスポーツが楽しめたりするなど、キャンプ場の特徴もさまざまです。衛生面の不安でキャンプデビューをためらっている方は、事前に公式ホームページなどで情報収集して、思いきり楽しめるキャンプ場を見つけてみてはいかがでしょうか。