キャンプの幅が広げるミニバンで出かけよう!おすすめのミニバンも紹介

キャンプを楽しむためには、さまざまなアイテムを活用することが重要です。そしてその中でも不可欠なのが、自動車ではないでしょうか。キャンプにはさまざまなアイテムを持ちこむうえに、山奥まで移動することも少なくありません。

そんなキャンプ用に自動車を購入するのであれば「ミニバン」がおすすめです。この記事では、ミニバンの特徴やキャンプに適している理由、おすすめのミニバンなどを紹介します。

ミニバンの特徴とは?

ここでは、ミニバンの特徴を4つのポイントに整理して紹介します。

車室が広い

ミニバンの特徴としてまず挙げられるのが、車室が広いことです。大人数が乗り込めるように、大容量に設計されているのが一般的。シートは3列、乗車定員数は7~8名程度が標準のため、家族やグループで出かけるには最適な車だといえるでしょう。

シートアレンジもできることから、特にファミリー層から人気を博しています。7~8名乗車できるのであれば、今後家族が増えたとしても十分に乗り込めるはずです。

荷室が広い

ミニバンの特徴としては、荷室が広いことも挙げられます。ミニバンは室内空間の広さを重視して設計されており、車内に人だけでなく荷物も多く積み込むことが可能です。

3列目のシートを畳めば、荷室空間はさらに広くなります。キャンプのように多くの荷物を持ち歩く必要がある際には、ミニバンが大活躍するでしょう。

サイズの選択肢がある

サイズの選択肢があることも、ミニバンの特徴として挙げられます。主なミニバンのサイズは、以下の5種類です。

【ミニバンのサイズ】

  • SSサイズ:コンパクトカーのような小回りのよさが魅力
  • Sサイズ:通常サイズの自動車のような乗り心地と荷室の広さが両立
  • Mサイズ:取り回しのよさと車内空間の広さがのバランスがよい
  • Lサイズ:全高は下げつつ全長と全幅を広げている
  • LLサイズ:最大サイズと内装の豪華さが魅力

サイズが小さくなるほど価格が手ごろで燃費がよく、サイズが大きくなるほど車室内装のラグジュアリー感が増します。一般的な人気サイズはMサイズだといわれていますが、家族の人数や好みに合わせて変えられる点は大きな魅力です。

デザイン性が高いモデルも多数ある

デザインが比較的豊富に存在することも、ミニバンの魅力として考えられます。近年では各社が幅広いデザインのモデルを発表しており、デザインにこだわったものも少なくありません。

デザインの種類も、高級感を演出しているタイプや親しみやすさ・可愛らしさを重視しているタイプなどさまざまです。内装・外装にこだわって設計されているモデルが多いことから、ファミリーカーとして購入したとしてもおしゃれなデザインを楽しめるでしょう。

SUVよりもいい?ミニバンキャンプのすすめ

キャンプに適している車は、以下の通りです。

【キャンプに適している車】

  • SUV
  • ミニバン
  • ピックアップトラック
  • バン

キャンプ場までの移動手段として使用する場合、テントや寝袋などキャンプグッズを積む必要があることから車内空間(荷室)の広さは重要です。上記の車両は、いずれも比較的車内空間が広いタイプではあります。

しかし、荷室が広くて床から天井までの高さがあるミニバンであれば、多くの荷物を積み込めるだけでなく効率よく荷物を積める点でも優秀です。

また、ミニバンは比較的背が高いことが多く、アウトドアグッズを縦に積み込める点も魅力的です。さまざまな荷物の積み方が考えられるため、空間をより効率的に活用して荷物を積み込むことができます。

同じ車体サイズであれば、多くの荷物を積載できて積み下ろしもしやすいミニバンがキャンプに適しているでしょう。

キャンプに適したミニバンはこれ!

ここでは、キャンプに適したミニバンを3つ厳選して紹介します。キャンプ場にいつも多くの荷物を持っていく方は、ぜひ参考にしてください。

ステップワゴン(ホンダ)

ホンダのステップワゴンは、Mサイズを中心として幅広いユーザーから人気を博しているミニバンです。

基本スペック

全長(mm)4,800~4,830
全幅(mm)1,750
全高(mm)1,840~1,855
ホイールベース(mm)2,890
駆動方式FF/4WD
最低地上高(mm)0.145~0.150
乗車定員(人)7~8
排気量(L)1,496
https://www.honda.co.jp/STEPWGN/common/pdf/stepwgn_spec_list.pdf?from=car_footer

特徴

ステップワゴンの特徴は、ホンダ特有の低床設計による車内空間の確保と、ダウンサイジングターボにより実現した燃費・加速のよさです。低床設計によって重心が安定することで、走行性能にも優れています。キャンプ場に向かうまでの山道や高速道路でも、安定した走りを期待できるでしょう。

また、3段階で横開きができる「わくわくゲート」を後ろのドアに装備しており、狭い場所における扉の開きづらさを解消しています。

さらにオプションで「オートサイドステップ」を取り付けることで、ドアの開閉と同時に自動でステップも展開・格納させることが可能です。特に、子どもや荷物を持ちながら車両に乗り込まなくてはならない場面では重宝します。

セレナ(日産)

日産のセレナは、シートアレンジの自由さと車内空間の広さが人気を博しています。

基本スペック

全長(mm)4,690~4,765
全幅(mm)1,695~1,715
全高(mm)1,870~1,885
ホイールベース(mm)2,870
駆動方式FF
最低地上高(mm)135
乗車定員(人)7~8
排気量(L)1.997
https://www-asia.nissan-cdn.net/content/dam/Nissan/jp/vehicles/serena/2304/pdf/serena_specsheet.pdf

特徴

日産セレナの魅力は、ミニバン中トップクラスといわれる車内空間の広さ。広々とした車内は、ファミリー層にはうってつけです。

また、3列シートを活かした多彩なシートアレンジを行えることから、キャンプに参加する人数や荷物の多さに合わせて自由に変化させることが可能です。

さらに2、3列目を倒してフラットにすることで、多くの荷物を積んだり車中泊用のスペースにしたりすることもできます。荷物が多くなりやすい方にとっては、セレナの利便性は頼りになるでしょう。

ヴォクシー(トヨタ)

トヨタのヴォクシーは、落ち着きを感じさせる上質なミニバンとして人気を博している車種です。

基本スペック

全長(mm)4,695
全幅(mm)1,730
全高(mm)1,895~1,925
ホイールベース(mm)2,850
駆動方式FF/2WD
最低地上高(mm)125~140
乗車定員(人)7~8
排気量(L)1,797~1,986
https://toyota.jp/pages/contents/voxy/004_p_001/4.0/pdf/spec/voxy_spec_202306.pdf

特徴

キャンプに使用する車としてのヴォクシーの魅力は、見た目以上のコンパクトさです。ラグジュアリーな雰囲気を感じさせる外装の一方で想像以上にコンパクトであり、キャンプ場までの道が細くなっていても扱いやすいでしょう。

コンパクトである一方で、車内空間は非常に広々としている点も魅力的です。3列目のシートを左右にはね上げることで、5人乗っていても十分にアウトドアグッズを積み込める空間を生み出せます。

さらに、バックドアに採用されている「フリーストップバックドア」システムも大変特徴的です。バックドアが開いた状態で好きな角度を維持できることから、後ろ側に余裕がない状況でも問題なく積み荷の積み下ろしができるでしょう。

車中泊も想定して選んでみよう!

キャンプを大きな目的としてミニバンを選ぶのであれば、車中泊も想定することをおすすめします。

車中泊とは

車中泊とは、駐車場やキャンプ場などに駐車して、車内で寝泊まりをするスタイルのことです。宿泊施設を利用する場合とは異なり、車中泊であれば時間の制限がありません。チェックイン・チェックアウトの時間を気にする必要がなく、自分の考えに合わせて柔軟にスケジュールを組めます。

また、車内に留まるだけでよいことから、宿泊費用を抑えられる点も大きな魅力でしょう。さらにテントで寝泊まりする場合とは異なり、施錠ができることからセキュリティ面でも優れているのが車中泊の特徴です。

ミニバンを車中泊におすすめする理由

ミニバンは、以下の理由から車中泊に適しています。

室内スペースが広い

ミニバンが車中泊に向いている理由としてまず考えられるのが、車内スペースの広さです。車中泊をするうえでは、車内スペースにどれだけ余裕を持てるのかが非常に重要な要素です。十分に身体を動かせないくらい狭い場所で眠ると、血流が悪くなったり、体調が悪くなったりする恐れがあります。

また、単純に狭い場所で身体を小さくして眠っていては、しっかりと疲れが取れないでしょう。ミニバンはどの車も車内スペースの確保を大切にしていることから、車中泊に適していると考えられます。

フルフラットシート車が多数ある

ミニバンには、フルフラットシート車が多数存在します。フルフラットシートとは、シートを倒した際にベッドのように水平な状態にできるシートのことです。地面に凹凸があると、眠る際にどうしても不快に感じてしまうものですが、シートをフルフラットの状態にできれば車中泊でも快適に眠れます。

さらに日中は大きな荷物・長い荷物でも積みやすく、キャンプに使用する車としてミニバンは大変適していると考えられるでしょう。

比較的リーズナブル(カスタマイズしやすい)

ミニバンには、比較的リーズナブルな車が多数存在しています。車両本体にかかる費用を抑えることで予算に余裕が生まれれば、その分を自動車のカスタムに回すことも可能です。

シートの素材やデザインなど、カスタムできる点は多種多様です。車中泊しやすいようにカスタムすることで、キャンプ用の自動車としてますます魅力的になっていくでしょう。

まとめ

キャンプの移動手段としては、ミニバンの活用をおすすめします。ミニバンは車室が広く、多種多様なサイズが展開されていることから自分の好みに合わせやすいなど、キャンプ用の車として非常に魅力的です。

フルフラットシートのタイプを選択すれば、車中泊にもおすすめです。キャンプ用に車を買いたい、買い換えたいと考えている方は、ミニバンの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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